"2代目局長"西田敏行さん死去 「探偵!ナイトスクープ」の涙が印象的 関西からも惜しむ声
俳優の西田敏行さんが東京都内の自宅で亡くなっていたことが分かり、各方面から惜しむ声が上がりました。 捜査関係者によりますと、西田さんは17日、自宅のベッドの上で亡くなっているのが見つかったということです。詳しい死因などは分かっていません。西田さんの所属事務所は、「亡くなったことは間違いありませんが、詳しい状況は確認中です」としています。
西田さんは福島県郡山市出身で1970年、劇団青年座に入団。映画「釣りバカ日誌」シリーズをはじめ、数多くのドラマや舞台に出演しました。歌手としても活躍し1981年には「もしもピアノが弾けたなら」で日本レコード大賞金賞を受賞しました。
西田さんは2001年から約19年にわたり、ABCテレビのバラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」の局長を務めました。VTRを見終わった後の「涙」がなかでも印象的でした。 (西田さん)「依頼者の方々の熱くてアホで真っ直ぐな思いにたくさんたくさん笑いましたし、ハンカチ握ってたくさん泣きました。本当に幸せな時間でした」
テレビで活躍する傍ら、病気やけがとの闘いの日々でもありました。2001年には首の骨が変形し手足のしびれなどの症状が出る頸椎症脊髄症を発症。2003年には心筋梗塞で緊急入院、2016年には自宅のベッドから転落して首を痛め頸椎亜脱臼と診断され、手術を受けたこともありました。 ナイトスクープの"探偵"からも惜しむ声が上がりました。 (間寛平さん)「『ナイトスクープ』『釣りバカ日誌』では大変お世話になりました。プライベートでは食事にも連れて行ってもらい、歳は2歳しか変わりませんが、人間としての器が大き過ぎて僕にとっては大先輩に感じていました。西田さん本当にありがとうこざいました。ご冥福をお祈りいたします」
大阪の街でも惜しむ声が相次ぎました。 大阪・梅田 10月17日午後2時ごろ (70代女性)「青年座の時の若い西田さんのお芝居を見て大好きになった。びっくり」 (30代女性)「ナイトスクープ見てた。よく泣く印象」 (50代男性)「小さい頃からテレビで親しんでいた俳優さんなのでショック」