【日本ダービー】海外老舗競馬紙がジャスティンミラノの”無敗の2冠”を強調も、17年ぶり牝馬V狙うレガレイラを「大きな脅威」とイチ押し
84年以降、無敗で皐月賞V→ダービー制覇は過去5頭
記事では「無敗のジャスティンミラノとシックスペンスは、日本ダービーに向けて魅力的な資格を持っている」と記し、ともに終いの切れ味を高く評価。『Thoroughbred Daily News』と同様に、ジャスティンミラノの東京コース2戦2勝という好データを見逃しておらず、「キズナ産駒のこの牡馬にとって、距離は問題にならないだろう」と400mの距離延長を楽観視している。 一方で同紙は、昨年12月のホープフルステークス(GⅠ、中山・芝2000m)を制したレガレイラを「牝馬でありながら、大きな脅威」と強く警戒。他にも、「レース戦略は結果に大きな影響を及ぼす。特にジャスティンミラノが追いかけるような展開になれば、なおさらだ」と論じ、主役をかき乱すような波乱ペースに含みを持たせた。 普段のGⅠとは、ひと味もふた味も違う独特な雰囲気に包まれる日本ダービー。1984年のグレード制導入後、無敗で皐月賞馬となったのは10頭。そのうち、無敗のまま日本ダービーも勝利したのは、84年のシンボリルドルフ、91年のトウカイテイオー、92年のミホノブルボン、05年のディープインパクト、20年のコントレイルの5頭のみ。ジャスティンミラノは世代最強馬として、ダービーの称号を掴み取ることができるだろうか。 運命の大一番。先頭でゴールを駆け抜けるのは、はたして――。 構成●THE DIGEST編集部