始球式に八幡小3年・小林さん 第5日「ストライク投げる」姉も2年前 近江八幡 /滋賀
<センバツ2019> 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で23日に開幕する「第91回選抜高校野球大会」(毎日新聞社など主催)で、大会第2日から決勝までの各第1試合で始球式を務める小学生10人が決まった。県内からは近江八幡市立八幡小3年、小林大佑(だいすけ)さん(9)が第5日の27日に登場する予定だ。2年前の始球式に登板した姉愛莉(あいり)さん(12)=同小6年=からの“継投”に「ストライクを投げる」と意気込む。【蓮見新也】 大佑さんは八幡商の野球部主将だった父亮(りょう)さん(41)と、別の高校の野球部でマネジャーをしていた母友子さん(41)の影響で、幼稚園の頃から白球に親しんだ。名前は甲子園で春夏連覇を果たした横浜の松坂大輔投手(現中日)にちなみ、亮さんが画数を考え、字を変えて付けた。小学生から地元の少年野球チーム「八幡シャークス」に入団し、現在は主に内野手としてプレー。センバツも毎年観戦している。 2年前の始球式には、亮さんが大佑さんを申し込もうと、書き損じた場合を考えて2枚買ったはがきのうち、余った1枚を愛莉さんが「私も」と応募したところ当選。昨年も八幡シャークスの同級生の女子選手が選ばれていたので「もう選ばれないだろうと思っていた」と驚いたという。 大役が決まってからは、チームの練習が終わった後などに、亮さんと近くの公園でキャッチボールして本番に備えている。「お父さんが行けなかった甲子園に出場したい。始球式は、その思いが強まると思う」と話す。 ◇児童10人始球式に 大会第2日から 近畿在住の小学生を対象に募集した。選ばれたのは次の皆さん。 24日=兵庫県伊丹市立緑丘小6年、竹田彰太▽25日=奈良県宇陀市立榛原東小2年、吉田音琉▽26日=和歌山市立四箇郷北小4年、柳本将孝▽27日=近江八幡市立八幡小3年、小林大佑▽28日=兵庫県丹波市立前山小5年、角木夏音▽29日=奈良県橿原市立金橋小1年、藤原好之丞▽30日=奈良市立あやめ池小3年、竹村康平▽31日=大阪市立市岡小5年、藤澤智也▽4月2日=大阪府吹田市立南小5年、吉田絢南▽3日=同藤井寺市立藤井寺西小3年、浅田武蔵(敬称略、学年は3月現在)