タマネギ産地に〝ばえ〟スポット トリックアートで誘客 北海道JAきたみらい
北海道北見市にあるJAきたみらいのタマネギ選果場に設置した、トリックアートが人気スポットとなっている。地元小学校の社会科見学の際の記念撮影で使われる他、交流サイト(SNS)に投稿する市民もいる。タマネギファンを増やしたいという思いから、JA販売企画部玉ねぎグループの担当者は「写真はどんどんSNSに載せてほしい」と呼びかける。 JAきたみらいは日本一のタマネギ産地で、五つの選果場を持つ。2022年産の生産量は約26万7000トン。うちの35%を、19年に新設した西相内の選果場で扱う。 目玉は、絵の中心に描かれた飛び出す大きなタマネギ。それに驚いたり、抱き着いたりするポーズで写真を撮るのが人気だ。小さなたくさんのタマネギが箱から飛び出している部分もあり、1枚の絵でさまざまな楽しみ方ができる。 新工場の最新設備を見学しに来る人に、よりタマネギを好きになってもらおうと設置した。19年の新設時には約3500人が来場。コロナ下では社会科見学が中止となり約900人に減ったが、再開した昨年は約1500人となった。
日本農業新聞