日産「シーマ」のハイブリッド専用モデルが735万円でデビュー。この5代目が最後のモデルに【今日は何の日?4月25日】
5代目でハイブリッド専用車となるが、ついに生産終了
そして2012年に登場した5代目シーマ(Y51型)は、当時のインフィニティのフラッグシップ「インフィニティQ70」のロングホイールモデルで、最大の特徴はハイブリッド専用モデルになったこと。 パワートレインは、それまでの4.5L V8 DOHCエンジンから、3.5L V6 DOHCエンジンとモーターを組み合わせた1モーター2クラッチ方式のFR用ハイブリッドに変更。環境技術への要求が高まる中で、高級FRセダンのシーマも燃費低減の要求に対応した形だ。車両価格は、標準仕様で735万円、VIP仕様787.5万円、VIP G仕様840万円とフラッグシップらしく高価な設定だった。 5代目シーマは、三菱自動車にディグニティとしてOEM供給したり、予防安全技術の強化などによって台数確保を図ったものの大幅に販売台数を落とし、ついに2022年8月に生産を終了した。 かつて一世を風靡したスポーティな高級セダンのシーマだが、5代目をもって生産を終えた。シーマと言えどもSUV全盛の今、結局その勢いを取り戻すことができなかった。残るもう一つのフラッグシップであるスカイラインに期待したいところだが、そのスカイラインも存続が不透明な状況が続いており、心配だ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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