「できた人間になりたい」と発言したヴィニシウス、感情をコントロールしようと努力している模様…バレンシア戦が試金石に|ラ・リーガ
レアル・マドリードのFWヴィニシウス・ジュニオールは、試合中の自身の感情をコントロールしようと努力しているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 ハットトリックを達成したスペイン・スーパーカップ決勝バルセロナ戦(4-1)直後に、「できた人間になりたい」と発言していたヴィニシウス。試合中、相手選手たちの挑発などによって、プレーへの集中を切らすことが間々あるために発した言葉だったが、『マルカ』曰く同選手は実際的に感情をコントロールするために「ハードに働いている」様子だ。 ヴィニシウスは試合中に熱くなってしまうことで、自分のプレーのクオリティーを損ない、チーム全体に迷惑をかけているとの自覚があるという。そのために少しずつでも、感情を抑えられるようになることを目指しているという。 レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの試合を主として、ヴィニシウスがプレーだけに没頭するときには、世界最高の選手の一人と称されるほどの力を発揮する。前述のクラシコほか、10日に行われたラ・リーガ第24節、ベルナベウでのジローナ戦(4-0)でも、強烈なミドルシュートによるゴールやドリブル突破からのアシストなど全ゴールに絡む活躍を披露し、メディア、ひいては世界中のフットボールファンから大絶賛されている。 ヴィニシウスは今後、何よりもアウェーで落ち着きを保つことが求められるが、そうなれば世界最高の選手の座も狙えるかもしれない。なお『マルカ』は3月3日のラ・リーガ第27節、敵地メスタージャでのバレンシア戦が、感情のコントロールを目指すヴィニシウスにとって「一つの試金石」になると記載。同スタジアムでは昨季、一部観客がブラジル代表FWに対して人種差別的な行為に及んだことで大きな問題となった。無論、当時のような差別行為が繰り返されてはならないが、それでも感情を昂らせる雰囲気があることは必至で、ヴィニシウスがどういった振る舞いを見せるかに注目が集まっている。
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