黒沢清監督×菅田将暉主演「Cloud クラウド」がヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門出品
黒沢清監督×菅田将暉主演により、日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンススリラー「Cloud クラウド」が、第81回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門でワールドプレミア上映されることが決定した。 「Cloud クラウド」特報映像 黒沢清監督作が同映画祭に出品されるのは、「大いなる幻影 Barren Illusion」(99)「叫」(06)「贖罪」(12)「スパイの妻」(20/銀獅子賞=監督賞を受賞)に続く5度目。菅田将暉主演作の世界三大映画祭出品は初となる。 映画祭ディレクターのアルベルト・バルベーラは記者会見で「ヴェネチアを過去幾度となく訪れている黒沢清監督が、今回は新作『Cloud』とともにヴェネチアに戻ってきます! ここ数年で最も多作な日本人監督の1人である黒沢監督ですが、本作では、彼を世界中の映画ファンの間で熱狂的な人気監督に押し上げた、過去の映画で探求したテーマと物語へ原点回帰しています。本作でも前半は現代的なアプローチで始まりつつ、後半はユーモアを交えたガンアクションパートが続き、とびきりクールなラストを迎えます。本映画祭のミッドナイト上映にピッタリの映画だと思います」と紹介した。 なお日本公開は、9月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて。
〈コメント〉
■菅田将暉 黒沢監督の作品で、海外の映画祭に行くことをずっと夢見ていました。感謝です。大いに楽しんでもらえることを願っています。 ■黒沢清監督 シンプルな娯楽映画を目指した作品がヴェネチアに選ばれたと聞き、たいへん驚いています。菅田将暉の善人とも悪人ともつかない絶妙な両義性が、この幸運を引き寄せてくれたのでしょう。 「Cloud クラウド」 ©2024 「Cloud クラウド」 製作委員会 配給:東京テアトル、日活