【追悼】中山美穂さん(54)死去 『世界中の誰よりきっと』作詞秘話 パリ密着取材で見せた“本音”「世間から自分が遠く置かれている」
「世間から自分が遠くに置かれているような」
2002年に結婚を機に、日本での仕事をすべて辞めフランス・パリへと移住を決断した中山さん。 移住から7年後の2009年にフジテレビのカメラが密着取材した際、日本での華やかな姿とは異なる“普通の日常”についてこう話していました。 中山美穂さん(当時39歳): 普通にこうやって買い物できるのがすごくうれしいです。 誰もがすることをやってます。当たり前ですね。今までそういうことをやらなさすぎていたんだと思うんですよね。だから…初めてできるようになって。 10代から、歌手や俳優として活躍し、多忙を極めていた中山さん。世間と自身との間に“イメージのギャップ”があったといいます。 中山美穂さん(当時39歳): 何事もイメージじゃないですか。イメージでガチガチに固められて。それは私が作ったものではないものの方が、多分確実に多いと思うので。その中にいるのが割り切れなかったですね、いつまでも。 もう一直線ですからね。あとは自分で判断するとか、選択するとかという以前にいろんな事が決められているので。ある意味レールの上ですしね。 すごく遠くに置かれちゃっているような気がして、世間から自分が遠くに置かれているような気がして、そういうのはちょっと寂しかったですね。 中山美穂さん(当時39歳): 小さな事を積み重ねていくコツコツ系なんですね、私は。人にとってはどうでもいいことがすごく幸せだったりするので。何て言うんでしょうね。 でもそうですよ、歴史ですよ。生きてきたということですよ、ちゃんと生きてきたんだなって今思えてるんだと思うんです。 (『めざまし8』 2024年12月9日放送より)
めざまし8