PK戦勝利の履正社、阪南大高と頂上決戦…高校サッカー大阪大会
第103回全国高校サッカー選手権大阪大会(府サッカー協会など主催、読売新聞社後援)は4日、ヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区)で準決勝2試合が行われた。第1試合は履正社が興国をPK戦の末に破り、第2試合では阪南大高が桃山学院を下し、決勝進出を決めた。決勝は9日午後1時、ヤンマースタジアム長居(同)で行われる。 【画像】桃山学院―阪南大高 ゴール前で激しく競り合う選手たち(ヨドコウ桜スタジアムで)
履正社が昨年に続いて決勝に駒を進めた。履正社は64分、FW兼原然選手が自ら得たPKをきっちりと決めて同点とした。延長戦でも決着がつかず、突入したPK戦では、GK新宮尋大選手が相手のシュートを2本止める活躍を見せた。興国は、6分にFW久松大燿選手のシュートが相手のクリアミスを誘って先制。その後も度々好機を作ったが、あと1点が遠かった。 履正社の仲井陽琉主将は「開始早々に先制されたがやるべきことを続けて同点を目指そうと声をかけ続けた。全国大会を目指す」と意気込んだ。
阪南大高が桃山学院との接戦を制した。阪南大高は25分、MF硲冬真選手が狙いすましたシュートで先制。相手の攻勢に対し、DF陣を中心に体を張った粘り強い守備で、リードを守り抜いた。桃山学院は、計8本のシュートを放ち、相手ゴールを脅かしたが精度を欠いた。 阪南大高の福本一太主将は「弱点だったバックラインを夏休みに練習し、失点を抑えられた。決勝では絶対勝ちたい」と力を込めた。