海水浴場で女子中学生(13)が死亡 遊泳可能エリアも足がつかない深さ 行政・警察など事故現場を調査 安全対策を検討
中国放送
梅雨が明け、夏本番を迎えた広島県内で痛ましい事故が起きました。21日、坂町の海水浴場で女子中学生が溺れて死亡しました。県や坂町などが22日、事故現場を調査しました。 【写真を見る】海水浴場で女子中学生(13)が死亡 遊泳可能エリアも足がつかない深さ 行政・警察など事故現場を調査 安全対策を検討 21日午前11時前、坂町のベイサイドビーチ坂で「女性が流されたかもしれない」と119番通報がありました。 警察と消防によりますと、通報からおよそ1時間半後に海岸からおよそ30メートル沖の海底で女子中学生が意識不明の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。 目撃した海水浴客 「警察が集まっていて、救命隊員などと海の中を探していた」 救助に向かったライフセーバー 「海岸より3m先はどんどん深くなる。5~6m先は背が届かない地形。海の状況は静かで波もそんなになかった」 女子中学生は家族や友人と6人で海水浴場を訪れ、事故当時は3人が海に入っていました。3人がいたのは遊泳可能エリアでしたが、足がつかない深さだったということです。 事故翌日の海水浴場は平日ということもあり、客の姿はまばらで、事故があった現場の近くには花やお菓子などが供えられていました。 午後4時から県や坂町、警察などが現場を訪れ、事故が起きた経緯や海水浴場の地形、当時の波の高さなどを確認しました。 坂町 建設部建設課 課長 「浮き輪やライフジャケットをつけていない状況での水難事故だったということで、浮き具着用を周知して安全な運営に努めていきたい」 坂町は「事故について検証し、県などと安全対策を検討していく」としています。
中国放送