衆議院議員選挙が１０月１５日公示され、鹿児島県内４つの選挙区に１２人が名乗りを上げました。 各区ごとの届け出順の顔ぶれと、それぞれの第一声をまとめました（前職の数字は当選回数）。 鹿児島市北部と三島村・十島村からなる１区です。 参政党・新人の昇拓真さん、前回選挙区で初当選した自民党・前職の宮路拓馬さん、２０２４年４月に比例九州で繰り上げ当選を果たした立憲民主党・前職の川内博史さんの三つどもえの争いになりました。 参政・新　昇拓真候補 「今政治に不満があると思う。日本は３０年間経済成長もせず、どんどん国民は貧しくなっている。そうしたことを変えるために投票したい政党がない。なので自分たちで作った政党、それが参政党。それを訴える選挙にする」 自民・前３　宮路拓馬候補 「自民党っぽくない政治家が自民党の信頼回復の最前線に立つ。人口が最も減ってきた鹿児島から人口減少の大波を乗り越える。そうした社会を作っていきたい」 立憲・前７　川内博史候補 「戦争をしないためにも、子どもたちに、私たち大人がどんな時代を残すのか。それこそが今問われているとするならば、今こそもう限界にきた自民党政治をなんとしても変えていかなければならない」 鹿児島市南部と南薩、奄美が選挙区の２区です。 参政党・新人の矢竹ゆかりさん、共産党・新人の松崎真琴さん、前の県知事で前回初当選した無所属の前職・三反園訓さん、日本維新の会・新人の辻健太郎さん、自民党・比例九州選出の前職、保岡宏武さんの５人が立候補していて、現在の区割りでは過去最多の人数です。 参政・新　矢竹ゆかり候補 「これからは日本という大地を震わせてみせる。日本の希望の光となり、先人たちが守ってきた日本を若者のためにしっかりとした状態でバトンを渡していきたい」 共産・新　松崎真琴候補 「今の暮らしの現実は自然現象ではない。自己責任でもない。人の手でつくった政治の結果。暮らしに希望が持てる新しい政治を一緒につくっていこうではありませんか」 無・前１　三反園訓候補 「国民の声を聞いてすぐに行動して思いに応える。そのために私はいる。新しい風をみんなで吹かせて、今の政治を変えていきましょう」 維新・新　辻健太郎候補 「人の心が鹿児島にはある。日本の未来を鹿児島からつくる。鹿児島でなければできない。鹿児島からじゃないと始まらない。それを確信して私は鹿児島２区から立候補した」 自民・前１　保岡宏武候補 「地元で子育てをしながら活動をしている候補者は２区では私１人。谷山、南薩、奄美の未来のため、全身全霊、全力、全人格をかけて戦う」 北薩や川薩などご覧の地域からなる３区です。 前回、返り咲きを果たした立憲民主党・前職の野間健さんと、比例九州選出で、石破政権で農林水産相に就任した、自民党・前職の小里泰弘さんの与野党一騎打ちとなりました。 立憲・前３　野間健候補 「私みたいなアリのような存在だと思っているかもしれません。しかし皆さん、一寸の虫にも五分の魂があるんです。大きな象だってアリが何千何万戦うことができるんです。巨象を倒すことができます」 自民・前６　小里泰弘候補 「農村漁村の活性化を図り、確かな将来へつなげてまいります。私は農林水産大臣として生命を賭して職務を全うする決意であります」 霧島市と大隅半島、種子島・屋久島からなる４区です。 自民党・前職で党の幹事長を務める森山裕さんと、社民党の新人・山内光典さんの２人が立候補しました。 森山さんは幹事長として石川県の自民党候補者の応援演説に入ったため、第一声は映像を使って行われました。 自民・前７　森山裕候補 「選挙の出陣式に出席をできない経験は初めて。正直申し上げて大変不安な選挙だが自民党の幹事長としての責任を果たさせていただきたい」 一方の山内さんは霧島市の事務所で第一声を上げました。 社民・新　山内光典候補 「馬毛島に基地をつくる必要が本当にあるのか。必ず敵はその基地を攻撃するはず。抑止力になるはずはない。そのことを有権者に訴える」 衆院選の投票日は１０月２７日です（繰り上げ投票を除く）。ＫＴＳではホームページに特設サイトを開設し、各候補へのアンケートや、関連ニュースを掲載しています。