伊藤が負傷で招集外。左SBは海外組が不在のポジションに 期待したい若手の突き上げ
9月5日に中国と対戦するサムライブルー
9月から始まるアジア最終予選に臨む日本代表のメンバーが発表された。伊東純也と三笘薫がアジアカップ以来の招集となり、FC町田ゼルビアの望月ヘンリー海輝と川崎フロンターレの高井幸大が初のメンバー入りを飾っている。 望月と高井は負傷で招集外となった冨安健洋、伊藤洋輝、橋岡大樹の代わりということなのだろう。所属クラブでは望月が右SB、高井がCBとしてプレイしている。 左SBでは伊藤が前述の通り負傷で呼ばれず、本職はJリーグに復帰を果たした中山雄太のみとなった。海外組がいないのは左SBだけで、その伊藤も実際のところは純粋な左SBというよりも、3バックの左が本職だ。左利きということもあって町田浩樹の左SB起用も予想できるが、彼も伊藤と同じタイプだろう。 今季のFC東京では両サイドでプレイしているベテランの長友佑都が招集されたことで今回は問題ないが、明らかに他のポジションと比べて層が薄い。伊藤と中山はともに20代で、2026年の北中米W杯は彼らが万全な状態であれば問題ないが、今回望月が選ばれたような下からの突き上げが左SBでも欲しい。 候補としてはU-23日本代表の大畑歩夢やベルギーのルーヴェンでプレイする明本考浩らの名前が挙がる。右に比べてポジション争いがほぼない状態となっており、今後の招集に期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部