今後のレースの運命を握る? ヤマハがYZF-R9でスーパースポーツ世界選手権に参戦
レースレギュレーションは大きく変わる時期に来ている
YZF-R9でのFIMスーパースポーツ選手権参戦は、現在YZF-R6で参戦しているパタ・ヤマハ・テンケイトチーム、そしてライダーはイタリア人のステファノ・マンツィが決定している。マンツィは2023年シーズンをランキング2位で終えており、2024年も3回の優勝と14回の表彰台を獲得している。マンツィは11月からこの新しいYZF-R9でのテスト走行を始めるということだ。 FIMスーパースポーツ世界選手権においては先にも触れたようにベース車の生産停止によって、新たな車種を導入するためのレギュレーションが整備されつつある。Webike+でもお伝えしたが、ホンダが全く新しいV型3気筒のエンジンを800cc前後の排気量で開発しているという話も出ている。モトGPは2027年に今の1000ccから850ccへの排気量ダウンが決定しており、このホンダのエンジンはモトGPレプリカであると共に、スーパースポーツ選手権へのエントリーを意識して開発される可能性が高い。こうしたさまざまな事情を考慮すると、公道用バイクをベースにしたクラスも大きなレギュレーション変更が行なわれる時期に来ていると言えるのかもしれない。
Webikeプラス編集部