チャールズ国王、がんを公表 前立腺肥大症の手術入院中の検査で判明
先日、前立腺肥大症の手術を受けたチャールズ国王。入院中にがんの診断を受けたことを公表した。現地時間2月5日(月)に英国王室が声明を発表した。 【写真】チャールズ国王がパパの表情を見せたレアなスナップ集
英国王室は「最近国王は良性の前立腺肥大症の治療のために入院しましたが、その間に懸念される別の問題が指摘されました。その後の検査によりがんの一種であることが判明しました」とコメントしている。どのようながんかは公表していない。
「国王は本日から定期的な治療を開始します。医師からはその間公務を延期するよう指示されています。この期間も国王は通常通り国事行為や書類の処理を行います」。公の場所には登場しないが、憲法に定められた職務は行うことを明かしている。
最後に「国王は最近の入院のおかげで可能となった、医療チームの迅速な介入に感謝しています。治療に対して前向きに取り組んでおり、できるだけ早く公務に復帰することを望んでいます」とコメント。「国王は憶測を避けるため、またがんに罹患している世界中の人々に対する国民の理解の助けになることを願って、自身の診断を公表することを決めました」。
雑誌『ピープル』などの報道によると国王はこの声明を発表する前に、ウィリアム皇太子とヘンリー王子に診断について伝えた。ヘンリー王子は近日中にイギリスに帰国すると同誌は報じている。また妹弟のアン王女やアンドルー王子、エドワード王子にも自分で伝えたという。
国王は前立腺肥大症の手術後、一度退院してサンドリンガムハウスに戻っている。先週末はカミラ王妃と共に領地内にある聖メアリー・マグダレン教会のミサに出席した。ミサの後には集まった人や報道陣に手を振るシーン(写真)もあった。同誌によると国王は現地時間2月5日(月)にサンドリンガムからロンドンへ。入院せずに外来患者としてがんの治療を開始した。国王の病状、ウィリアム皇太子やヘンリー王子の動きに関する続報を待ちたい。