18日(火)頃から九州「大雨」のおそれ 関東・東海・近畿の「梅雨入り」来週へずれ込む可能性
15日には、高気圧の中心は東の海上へ離れるでしょう。梅雨前線が大陸から九州の南岸付近を通り、東の海上へのびる見込みです。西日本付近は太平洋側を中心に湿った空気が流れ込むでしょう。 午前中は山陰や東日本、東北で晴れるでしょう。九州は朝から雨で南部は局地的に激しく降る見込みです。中国、四国地方は昼ごろから、近畿は夕方から雨の所があり、夜は東海や関東も、沿岸部中心に雨の降る所があるでしょう。 【画像を見る】18日(火)頃から九州「大雨」のおそれ【20日にかけての雨・風シミュレーション】 山陰地方は15日も午前中は高気圧の圏内で大体晴れる見込みです。午後は気圧の谷や湿った空気の影響で西部は昼過ぎから、東部は夕方から雲が広がるでしょう。日中の最高気温は28度から33度くらいでしょう。 そして気になるのが梅雨入りのタイミングです。 石川気象予報士の解説です。 石川博康 気象予報士 「週末は九州や四国、それに近畿・東海・関東の太平洋側を中心にくもりや雨のところが多い見込みです。ただ、近畿や東海・関東ではこのタイミングでの梅雨入り発表とはならず、さらにずれ込む見込みです。 というのも、当初の予想より太平洋高気圧の張り出しが弱いため、梅雨前線があまり北上しないからです。 15日・土曜日は中国地方や北日本を中心に晴れる見込みです。そのほかの地域では曇りや雨の天気になるでしょう。沖縄や奄美地方では引き続き大雨に警戒してください。 また16日・日曜日は日本海側を中心にくもりや雨の天気になりますが、これは日本海上を進む低気圧によるもので、梅雨前線の影響ではありません。 また関東でも前線上を進む低気圧が近づくため雨の降りやすい天気になりますが、低気圧が通過すると次第に晴れてくるでしょう。 17日・月曜日になると前線は本州から遠ざかり、広い範囲で晴れる見込みです。 気になる梅雨入りの発表ですが、来週の中頃になりそうです。 18日・火曜日ごろになると梅雨前線が西から延びてきそうです。また前線上の低気圧が九州に近づくため、大雨となるおそれがあります。 その後、梅雨前線は来週末くらいまでは本州の南に停滞するため、来週はようやく各地で梅雨入りの発表がありそうです」
最後に島根県の向こう一週間の天気です。 15日はおおむね晴れますが、16日は雲が広がるでしょう。その後はいったん晴れますが、18日から21日にかけては雲が広がる見込みです。 最高気温は、15日は平年よりかなり高く、その後も平年より高いでしょう。最低気温は、平年並みの日が多い見込みです。
山陰放送