二所ノ関親方、北の富士さんをしのぶ…自称『稀勢の里を横綱にする会』会長「すごく応援してくださったな」「かっこよかったですね」
大相撲の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が九州場所12日目の21日、82歳で12日に死去した元横綱北の富士の竹沢勝昭さんをしのんだ。 ◆北の富士さん、「はやわざ御免」の生原稿【写真】 親方がまだ大関だったとき、北の富士さんは自称『稀勢の里を横綱にする会』を結成し会長に就任。初優勝、横綱昇進へと真摯(しんし)に努力を重ねる稀勢の里を個人的に応援してきた。 親方は「厳しさもありましたけど、すごく期待していただいてるということが力に、励みになりました。特に大関時代。横綱まであと少しで優勝がないというような状況の時に、すごく応援してくださったなというのがあります。(食事に誘われたことが)ありましたねえ。2人で食事しましたねえ」と懐かしんだ。 最近、北の富士さんと顔を合わせることはできなかったが、「5月ぐらいかなあ、電話したんですよ。横綱会の手形を押してくださいと」と語った。 訃報を聞いたのは20日の夜。「非常に悲しい気持ちでした」と振り返った親方は、近くで接してきた北の富士さんを「かっこよかったですね。一緒に食事しても、着物を着て、ピンクの外とうを着て、かっこいいなあって。何を着てもかっこよかったし立ち姿、座り姿もびしっとして」と北の富士さんを思い浮かべながら話していた。
中日スポーツ