元大阪市長の関淳一さん死去 多額の公費を流用した職員厚遇問題が発覚、改革に尽力
平成15~19年に大阪市長を務めた関淳一(せき・じゅんいち)さんが9日、死去した。88歳。職員厚遇問題を受けての改革に取り組み、福利厚生費の削減など市の経費節減に努めた。 医師や助役を経て、15年に市長に当選した。就任後、多額の公費を流用したスーツ支給やヤミ年金・退職金支給などの職員厚遇問題が発覚。労使関係の正常化をめざし、福利厚生費削減や職員新規採用凍結を進めた。 市営地下鉄(現大阪メトロ御堂筋線)の建設などを進め「大阪の父」と呼ばれた第7代、関一市長は祖父。