ヒズボラのポケベル一斉爆発、台湾企業の関与なし=検察
[台北 11日 ロイター] - 台湾検察当局は11日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員が保有していたポケベルが9月に一斉爆発し多数の死傷者が出た事件について、台湾の市民や企業は一切関与していなかったとの最終捜査結果を発表した。 治安関係者によると、ポケベルには台湾のゴールド・アポロ社の名前が記されていたが、同社はこのポケベルを製造した事実はないと主張していた。 台湾検察によると、レバノンで爆発したポケベルは「フロンティア・グループ・エンティティー」という企業が台湾域外で製造・出荷したもので、ゴールド・アポロは同社に「アポロ」の商標使用を許可していた。 検察は「台湾のメーカーや個人が、関連する爆発事件の共犯者だった証拠はなく、テロ資金供与防止法への違反など、違法行為に関与した証拠もない」と表明した。