日本文化を尊敬するフェルナンド・アロンソ、ホンダとの再会を喜ぶ「彼らがモチベーションに溢れていることは知っている」
アストンマーティンF1とのドライバー契約を複数年延長したフェルナンド・アロンソ。これにより、アロンソとホンダのF1での”歴史”が、再び交わることになった。 【ギャラリー】ホンダF1全マシン(1964~2021)ー『夢』と『挑戦』が詰まった50台ー アロンソはマクラーレン時代、ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載したマシンを走らせた。この時はマクラーレンのマシンも、そしてホンダのPUもパフォーマンス的には苦労していた時代であり、契約満了を前に両者関係は終了することとなった。2015年日本GPでアロンソは、ホンダPUのパワー不足を訴え、「GP2エンジン!」と無線で叫んだのは有名な話だ。 アストンマーティンは2026年からホンダPUを搭載することが決まっているため、アロンソは再びホンダPUを搭載したF1マシンを走らせることになる。アロンソはこれについて、「ホンダと再び仕事をする機会を得られたのは素晴らしいこと」だと語っている。 そしてアロンソ曰く、既にホンダとも会ったようだ。 「鈴鹿では会わなかったけど、数ヵ月前に彼らに会ったんだ」 そうアロンソは語った。 「僕は日本と、日本で行なわれていることが大好きだ。彼らの統制と注力のレベルは、別次元なんだ。日本全体がそうだ。ホンダもそうだ。僕はトヨタともWECで一緒に仕事をしたから、その統制には精通しているつもりだ」 「Sakura(HRC Sakura/ホンダのF1用PU開発拠点)には、本当に素晴らしいモノを構築する力がある。僕は2014年、2015年、そして2015年とSakuraを訪れた。最近は行っていないけど、彼らがモチベーションに満ちていることは知っている」 アロンソは、日本文化にも精通していることが知られている。その日本と、そしてホンダと再び仕事ができるのは嬉しいとアロンソは言う。 「皆さんご存知の通り、僕は日本文化をとても尊敬している」 「今は日本(日本GP)から戻ってきたばかりだけど、特別なレースだった。日本でレースをする時は、いつもスペシャルヘルメットを被るし、僕の背中にはサムライのタトゥが入っている。常に日本との繋がりがあるんだ」 「僕らは再び一緒に仕事をする機会を得られた。それは、僕にとっては本当に喜ばしいことだ」
田中健一, Filip Cleeren