日立ソリューションズ、クラウドデータ保護する「鍵管理サービス」を販売開始
日立ソリューションズは、米Fortanixと販売代理店契約を締結し、クラウドの自社データを暗号化・管理できる「Fortanix Data Security Manager」を11月18日に販売開始する。 Fortanix Data Security Managerは、クラウドの企業データを暗号化し、暗号鍵を顧客が管理するサービス。「Amazon Web Services(AWS)」「Azure」「Google Cloud Platform(GCP)」など、125以上のサービスに対応。オンプレミスとも連携でき、ハイブリッド環境での利用も可能だ。なお、米国立標準技術研究所(NIST)が2024年8月に決定した、耐量子暗号(量子コンピューターによる超高速解析でも事実上解けない暗号化)の3つの標準アルゴリズムのうち、2つをサポートしている。 同製品の利用により、クラウド上の機密データをハッキングや不正アクセスから保護できる。また経済安全保障推進法などの法規制に対応し、データの安全性を確保しながら、クラウドサービスを安心して活用可能になる。 Fortanixは、PCI-DSS、ISO 27001、CIS、SOC-2 Type 2など、業界最高水準の認証を取得している。Fortanix Data Security Managerは、米国連邦標準規格のFIPS 140-2レベル3に準拠したHSM(Hardware Security Module)をデータセンターに設置し、SaaSで提供している。また125以上のIaaS/PaaS/SaaS、オンプレミスソフトウェアと連携可能で、OpenAPI v3.0により、さまざまなクラウドサービスと容易に連携できる。提供価格は 個別見積もりとなる。