20年ぶり新紙幣発行 渋沢栄一の地元で“カウントダウン” 「誰が得するのか」対応に追われる飲食店からは嘆きの声【news23】
豪麺MARUKO 西谷寛店長 「券売機を交換しなきゃいけない。別で対応みたいな感じですね」 使っている券売機が古いため、新紙幣に対応する券売機を新たに購入する必要があるといいます。その金額は… 豪麺MARUKO 西谷寛店長 「ピンキリですけど、50万~100万超えじゃないですか?1か月の売り上げに対して40%引かれます。そこから人件費を引いて残るのって大したことないんですよ。(100万円)取り返すには結構時間かかる」 この店ではしばらくの間、客が持ってきた新紙幣は店が用意した旧紙幣と交換し、券売機で食券を買ってもらうように対応していくそうです。 豪麺MARUKO 西谷寛店長 「誰が得するんですか、新紙幣にして。損する人の方が多い んじゃないですか」 ■“新紙幣”詐欺に注意 警察が注意呼びかけ 一方で、新たな詐欺被害にも注意が必要です。 長野県松本市では、警察が注意を呼びかけました。 松本警察署 生活安全第一課 市川幸誠課長 「既に全国では新紙幣に便乗した詐欺被害が発生している」 警視庁によると、都内では2024年3月から6月までの間に金融機関の職員を装った人物が80代から90代の高齢者4人に、「古いお札は使えないので、新紙幣に交換する必要があります」などとうその電話をかけて、その後、自宅を訪ねてきたといいます。 4人は合わせておよそ1500万円をだまし取られたということです。 警察は各地で注意を呼びかけています。 ■新紙幣発行を前に大盛り上がりの深谷市 喜入キャスター: 渋沢栄一記念館ではカウントダウンイベントが行われていて、ちょうどトークショーの真っ最中ですが、日付が変わる瞬間を前に盛り上がっています。子どもから大人まであらゆる世代が、日付が変わる瞬間を今か今かと待っています。 地元の方は子どもの頃から、渋沢栄一記念館にある資料室を訪れて渋沢栄一について学んでいるということで、どの子どもに話を聞いても渋沢栄一について詳しくて、身近な存在が新紙幣の顔になるということを感じています。 「早く新しい一万円札が欲しい!」と保護者にお願いしているのが印象的でした。