オリックス育成D3位・上原堆我、入団合意「目標は、山本由伸投手のような球界を代表する投手」
オリックス育成ドラフト3位の最速148キロ右腕・上原堆我投手(3年)=埼玉・花咲徳栄高=が16日、埼玉・加須市のサトエ美術館で契約交渉に臨み、支度金300万円、年俸240万円(金額は推定)で合意し、意気込みを語った。 「責任を持って行動しないといけないと思った。スタートは厳しい所だが、早く1軍で投げるようになりたい。目標は、山本由伸投手(ドジャース)のような球界を代表する投手」。フジサンケイクラシック、フジサンケイレデイスクラシックを開催してきている名門・川奈ホテルゴースがありプロゴルファーを多く輩出していることでも知られる静岡・伊東市川奈出身の初のプロ野球選手として、期待される。 現在も同地に在住の父・健二さん(49)は、現在は定置網漁中心の漁業に従事しているが、静岡・伊東商高時代は野球部の投手、少年野球「伊東ジュニア」の監督として幼稚園の年中から息子に野球の手ほどきをした。その後、硬式の静岡裾野シニアで全国選抜大会を経験し、甲子園とプロへの道を考えて花咲徳栄高に進み、岩井監督のもとで178センチ、84キロと成長、エースとして今夏の甲子園に導き、ドラフト指名を受けた。 同校OBで担当の岡崎スカウトは、「育成というと最初は体作りでといわれるが、上原はモノおじしないし、1年目から早く支配下となって活躍してほしいと思っている」と期待する。