「まだ若手」の角田裕毅に昇格の可能性!レッドブルのマルコ博士はラッセル、コラピントにも注目
レッドブルのF1コンサルタントであるヘルムート・マルコ博士は、ダニエル・リカルドに新しい役割を提案していると明かした。 F1シンガポールGPがリカルドの最後のF1レースとなり、RBは若手のリアム・ローソンに交代した。 ■リカルドはインディカーに興味なし、PRは? リカルドはインディカーには「恐怖を感じる」ため興味がないという。昨年レッドブルのPR活動で活躍していたことから、再び同様の役割を引き受ける可能性があるとされているが、リカルド自身はまだ将来について時間をかけて決めたいと語っている。 マルコ博士は『formel1.de』に対して、そうした役割を再びリカルドに提供できるとし、次のように語った。 「彼とはいくつかの話し合いをしていて、明らかに興味を持っている。特にアメリカでは、彼は最も人気のあるドライバーの一人だ」 「私は彼が他のカテゴリーに行くとは思わないね。一方で、もしレースをしないのであれば、彼はまだPR活動を行いたいと思っているのだろうか?彼は多くの資産を持っているし、将来をどうするかは彼次第だ」 ■レッドブルはドライバー危機・・・ラッセルを本気で狙う? 一方で、レッドブルはマックス・フェルスタッペンの早期引退の可能性にも注目している。 「もし彼(フェルスタッペン)にとってさらに状況が悪化すれば、彼は『よし、もういい』と言うタイプだ。彼は本気だ」 「火曜日にじっくりと話し合った。彼はまだいくつかのメディア活動を行う必要があるが、それ以外は休める。彼は長いタイトル争いに備えなければならない」とマルコは語った。 もしフェルスタッペンが本当に引退した場合、レッドブルはメルセデスのジョージ・ラッセルに興味を持っていることも示唆している。ラッセルはメルセデスと長期契約を結んでいるが、レースのシートは2025年末までしか保証されていない。 「ラッセルは予選ではハミルトン(ルイス)と同等、あるいはそれ以上に速い。しかし、私はまず我々のジュニアにフォーカスしている」とマルコは語った。 ■フランコ・コラピントや角田裕毅の名前も候補に! また、セルジオ・ペレス(レッドブル)に関する憶測が止まない中、マルコ博士はウィリアムズと契約しているフランコ・コラピントに注目もしていることを明かした。さらに、角田裕毅の昇格についても可能性があることを示唆した。 「確かに彼はウィリアムズの一員だが、変わる可能性がある。彼は来年のシートがない。バクーとシンガポールで示したように彼は有望だと思うが、今は我々のジュニアたちが何が出来るのか見たい。そしてツノダ(角田裕毅)はまだジュニアとみなすことができる」 マルコ博士は角田裕毅を含む若手ドライバーにも注目していることを明かし、今後の成長を見守る姿勢を示している。
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