三度目の正直か? 二度あることは三度あるか? W杯アジア最終予選へ向けて、日本代表が始動!
9月2日、『FIFAワールドカップ26』アジア最終予選(3次予選)に向けて、SAMURAI BLUE(日本代表)が始動した。DF板倉滉やFW三笘薫ら海外組9名と前日に試合があったDF高井幸大は室内でリカバリーに務め、GK大迫敬介やDF長友佑都ら国内組6名はピッチで汗を流した。ピッチ上のフィールドプレーヤーが4名と少ないため、新任の長谷部誠コーチも練習メニューに参加。かつての盟友とのトレーニングを終えた長友は「違和感しかない。でもびっくりはしなかった。ハセさんは遅かれ早かれ代表に来る人だと野生の勘がしていたので」と再会を喜んだ。 【PHOTO】守田英正、上田綺世 周知の通り、日本代表は2大会連続で最終予選は黒星発進となっている。最終予選の難しさ、初戦の怖さを知っている長友は「僕は最終予選も今回で5度目。酸いも甘いも経験している。2大会連続で初戦は負けているので、そういう経験をハセさんとともに後輩たちに伝えていきたい」と約束した。 ベテランだけではない。3年前のオマーン戦をベンチで垣間見たGK谷晃生とDF中山雄太は次のように気持ちを引き締めた。 谷「あの時は初めて代表に入って3~4日後の敗戦で、僕自身もすごく衝撃を受けた。何とも表現しづらい感情だった。今回は初戦からやれることをやらないといけない。時間はないけど、チームとしてやるべきことを明確にしてやっていきたい」 中山「気負う部分では変に意識はしたくないけど、単純に初戦は大事。いい経験に変えられるように、その材料を繋げつつ、自分自身も勝利に貢献できる意識でやっていきたい。目の前のことに全力で取り組んでいきたい」 経験者だけではない。最終予選第1戦の怖さを知らない主力たちも必勝を誓った。 板倉「間違いなく緊張感を持って試合に入る中カタくなってしまったり、うまくいかないことがあることは想定しておかないといけない。全部が全部うまくいくとは思っていないし、自分たちのやりたいようにやらせてくれないのもわかっている。そういう難しい戦いの中で最後しっかり勝って終わるのが一番大事」 守田英正「2次予選とは全く違った戦いになると思う。初戦をしっかり勝つことによって、チームの勢いに繋がる。いち選手としては全試合に出場したいし、勝利に貢献できたらうれしい。最終予選はケガや移動など色んな要因からパフォーマンスが低下する。チーム力が問われてくるので、まずは自分のことに集中したい」 三笘「本当に勝たないといけない試合なので、その中でゴールやアシスト、守備のところでもしっかりと貢献して勝てれば。僕自身代表で長くプレーしていなくて競争もあるので、もう一回地位を確立する意味でも、しっかりとしたプレーを見せないといけない。まずは失点しないことが大事。守備からしっかりと入って自分たちのリズムを作って、その中で自分の特徴を出せれば」 上田綺世「温度差や湿度に馴染む方が大変。慎重になり過ぎずに、自分たちが主体的にやりたい戦術を積極的にやった方が、仮にうまくいかなくても、ゲームのリズムを作れると思う。相手はそんなに関係ない。負けた2大会も誰もが負ける相手ではないと思っていたと思う。結局は僕らがどのくらいのパフォーマンスをできるか。相手云々より自分たちが準備することが大事」 『W杯』アジア最終予選・日本代表×中国代表は9月5日(木)・埼玉スタジアム2002、バーレーン代表×日本代表は10日(火)・バーレーンナショナルスタジアムにてキックオフ。中国戦のチケットはチケットJFAにて発売中。中国戦の模様はテレビ朝日系列にて全国生中継、2試合ともDAZNにはライブ配信。