杉村太蔵 投票日当日も「あなたの一票で日本は変わらない」と再主張 「ちょっと危険な教えだと感じる」
元衆院議員のタレント・杉村太蔵が27日、音声配信サービス「Voicy」のチャンネルを更新。改めて「あなたの一票で日本は変わらない」と主張した。 【写真】衆院選の投票所に入る人たち 杉村は、これまで投票権のあった選挙ではすべて投票を行ってきたと明言。国会議員時代の経験も語り、「政治を内外で見続けて20年近くになりますけど、ちょっと違和感あるなというか、危険な教えだなと思うのは、よく若い人の投票率を上げようという時に『あなたの一票が日本を変える』って言うんですけど、これは正直言って、非常に政治に対する過度な期待を抱かせる、ちょっと実態に即さない、危険な教えだなっていうのがね、私は経験してそう感じるんですね」と持論を展開した。 続けて「もちろん、大切な一票ですから、ご自分の選挙区の全候補者がどんな主張をされてるのか、皆さん真剣に立候補されてますから、真剣に立候補されているお一人お一人の主義主張、政策に耳を傾け、真剣に向き合って一票を入れていただきたい」としつつ、「ただし、表現として過度な表現だし、言い過ぎではないかと」と強調した。 その上で「むしろ大事なのは、票を入れた後。ただただ入れただけではダメ。まずは公約通りのことをしっかりやっているのかどうかを注視し続けること、もう一つは当選者に対して、もっとこうした方がいい、ああした方がいいと、選挙後も言い続けることです」と力説。「一票を入れただけでは、日本は変わりません。当選者に対するリアクション、しっかりアピールしていくこと、そういったことがすごく大事なんだろうなと」と真意を語った。 さらに「皆さん、投票に行ったたびに『日本変わったな』という印象は、どれくらいお持ちですか。そういう実感をもたれてる方は少ないんじゃないですか?」と私見も。「日本は毎年毎年、大きく変わってるんです。平均100本ぐらいの法律が改正されている。よく勉強しないと、政治の変化を感じることはできません。もし変化を実感したいのであれば、ただただ票を入れただけではだめです。世の中の変化、議会の議論、可決された法案の中身、これをしっかり見ないとなかなか世の中の変化を実感できません」と訴えた。 杉村は26日にも、読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。「あなたの一票で日本が変わる。そんなわけないから!」とぶちまけ、物議を醸していた。