令和ロマン・髙比良くるま「M-1グランプリ2024」に出場した真相を語る「本当にM-1って気が楽だったんですよ~」
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。12月12日(木)の放送は、お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるま(たかひら・くるま)さんが登場! ここでは令和ロマンとしての活動、さらには12月22日(日)に決勝がおこなわれる「M-1グランプリ」について語りました。
◆相方は「すべてを吸収してくれる」
れなち:「M-1グランプリ2024(以下:M-1)」の決勝が近づいていますが、松井ケムリさんとは(決勝に向けて)何か話したりするのですか? くるま:ケムリ先生は“こうしよう”って話すことがあまり好きじゃないというか、例えば「(漫才ネタの)このワードをこれに変更しませんか?」みたいなことを言っても「OK、OK」みたいな感じで。 れなち:へぇ~、それで合わせられるのもすごいですね。 くるま:そうですね、すべてを吸収してくれるのでありがたいです。あと、番組などに出るときは、いろいろな人の意見を突き合わせて“いいものを作りたい”という気持ちがめっちゃあるんですけど、令和ロマン(の活動)は趣味みたいなものなので、楽しくストレスなくできればいいかなって。 れなち:令和ロマンが趣味だとしても、多分くるまさんは仕事が好きですよね? くるま:好きですね。やっと今年から仕事をちょっとずつもらえるようになって、今の瞬間もそうですけど、自分1人で何かやらなきゃいけないときに“仕事をしているな!”って思います。去年までは“趣味の延長”っていう感覚だったので、“社会人になれてるかも!”っていう気持ちになれてうれしいんですよね。
◆8年後がラストイヤーも…今年が最後の「M-1」!?
れなち:今、新しいことをやるとしたら何がしたいですか? くるま:“チーム・髙比良くるま”っていうのがまだないので、仕事仲間を見つけたいです。やっぱり、チームがある人が残っていくじゃないですか。今は(自分が)楽しいことをやっているだけでもお客さんが来てくれたりしますけど、それが40代になっても続くとは限らないし、そうなってもちゃんと働いていないと……。相方は(実家が裕福なので)お金の心配がいらないと思いますけど、俺はさすがに“自分のぶんぐらいは稼がないと”っていう焦りがあるので。 れなち:そういう思いは、芸人を始めたときからあったのですか? くるま:始めたばかりのときはなかったんです、だけど(昨年にM-1を)優勝すると思ってないから……(苦笑)。本来なら、ラストイヤーが8年後なので、40歳手前までM-1をやり切ったら、それまでに味方もいっぱいできるはずだから、(人脈を活かして)テレビに出たり、ラジオをやれればいいかなって考えていたので。 れなち:くるまさんの理想の動きをしている人って誰ですか? くるま:かまいたちさんですかね。最後までM-1に出て、優勝はしていないけど良い結果を出して、それからテレビに出て、チームを作ってYouTubeも始めて……あんな形ができたらいいなって思っていたんですよ。それが逆に、霜降り明星さんみたいに早くに優勝できて、すぐに(漫才以外のことを)するのは絶対に無理だと思っていたのに(苦笑)。 だから“すみませんが就職浪人させてください!”っていう気持ちで“(M-1に)もう1年出る”っていう時間稼ぎをして。でも、その手も今年しか使えないじゃないですか。なので、いよいよ卒業させられるわけですよ。だから“これからどうしよう!?”っていう気持ちなんです(苦笑)。本当にM-1って気が楽だったんですよ~(泣)。 れなち:そんなことを言う人いないですよ(笑)。 くるま:いや、同じ考えの人はいます! もちろん、つらかったり、しんどい時期もありますけど、(優勝するまでは)1年のなかでM-1のことだけ考えれば良かったし、俺はM-1以外のことを考えるストレスのほうがデカかったので。 (芸人になって)3年目くらいはテレビのオーディションとか、SNSとかを頑張ろうと思ったけど全部挫折して、それでM-1に辿り着いたのに……とはいえ、来年も出たら(世間も)さすがに冷めるっていうのは分かっているので、もうヤバいんですよ(苦笑)。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2024年12月12日(木)放送より)