どんな時にギャンブルで「逆張り」をするべきなのか?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第102回
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。 【画像】じゃいの今週のギャンブル格言 【今週のお悩み・第102回】ギャンブルで逆張りとはどんな時にすべきなのか。(担当編集が飲み屋で隣り合った客が呟いていた疑問・おそらく50代・男性) * * * 今週はマイラーズカップとフローラステークス。マイラーズCは実力通りの結果でしたね。おそらく上位2頭と他の馬には着差以上の差があり、10回走っても1、2着のソウルラッシュとセリフォスは変わらなそうです。 3着は展開次第で変わりそうですが。安田記念はナミュールやマスクトディーヴァなど他の実力馬も参戦するでしょうからこの2頭がどうなるか楽しみですね。 フローラSはオークスと結びつく感じはしなかったけどどうかなぁ? 多分人気にもならなさそうですしね。来週からのG1も楽しみです! それでは質問に。 「逆張り」というのは面白い発想ですよね。よく聞くのは「ついてないヤツの逆に張れ!」ですよねぇ。これは主にバカラなんかで使われます。 よくある手法の1つではあるのですが、理論的に説明するのは現状では困難です。なぜなら何一つ数学的根拠がないからです。 ただ、実感としては、間違いなくこの手法が正しいときがあるんです。とある国にギャンブルで財を成した人がいて、その人のギャンブルの条件が、 ①1対1の勝負で、確率が2分の1のギャンブルで勝負 ②相手が「これで負けたら終わり」という切羽詰まった状態であること ③相手に先に選ばせる。 この条件でギャンブルをした場合、相手はほぼ負けを選んでしまうらしいのです。本来なら2分の1の確率になるはずですよね。でも、確率以上に勝てるというのです。 競馬でも逆神と呼ばれる人がいます。 「この馬は来ないだろう」と予想するのではなく、「あの人が本命にしてるから来ない!」「あの人が切った馬だから買い!」 これこそが逆張りです。 拙著「稼ぐメンタル」にも書きましたが、学生時代の友人の賢太郎君は、自分が本命にした1番人気をことごとく飛ばしていました。数カ月という短い競馬人生で、賢太郎君が馬券を的中させたのはたったの1回だけ。 しかも、京都の11レースだと思って、間違えて中山の11レースを買ってしまい、なぜかそれが的中したという、その1回だけでした。もう「予想って何だろう?」って感じです。そして、賢太郎は早々と競馬を引退しました。