錦織2年ぶり8強進出の復活物語に海外メディアが注目「技術、身体で復活」
同じく英国のインディペンデント紙は、「錦織が順調なカムバックを続け準々決勝へ進んだ」と取り上げ「長期離脱から今シーズンに復活を果たしたのはアンディー・マリー、ノバク・ジョコビッチ、スタン・ワウリンカだけではない。18カ月前に世界4位に入り、右手首のけがで昨年後半を棒にふった錦織もまた彼らトップ10の選手たちに続いた」と、その復活ストーリーをピックアップした。 記事は、「彼の復活はジョコビッチほど劇的ではなかったが、マリーやワウリンカよりも安定したものだ。28歳の日本選手は、1年を通じて着実な進歩を見せている。プロのキャリアのほとんどで、フロリダを拠点とする錦織は(ニューヨークでの)プレーを気に入っている。4年前にはチリッチに敗れたが決勝進出を果たした」と、こちらも全米オープンとの相性の良さを取り上げた。 また昨年8月から今年お全豪オープン後までの長期離脱からの復活について、「彼はダラスでの復帰2大会目のチャレンジャーシリーズで優勝、モンテカルロでは、チリッチを破って決勝に進出し、全仏オープンで4回戦に進出。ウィンブルドンではジョコビッチに敗れたがキャリア最高となる準々決勝に進出している」と説明。 「錦織は11タイトルのうち9勝を得意なハードコートで挙げているが、全米オープンに入るまでの試合では、やや調子を落としていた。彼は、この夏の北米でのハードコートシリーズの3大会で3勝しかできずにここにやってきた」とも続け、全米オープンでの躍進の意外性に注目した。 錦織の準々決勝は1日空けて現地時間5日(日本時間6日)に行われる。