震災遺構の銘板なくなる 窃盗か、宮城・旧中浜小
東日本大震災で津波の被害に遭い、震災遺構となった宮城県山元町の旧中浜小で、校名が刻まれたアルミ製の銘板がなくなったことが30日、町教育委員会への取材で分かった。何者かが盗んだ可能性があり、県警は窃盗事件とみて捜査している。 町教委によると、銘板は縦約30センチ、横約120センチ、厚さ約1.5~2センチ。今月19日になくなっているとの情報が寄せられた。町教委は29日、県警に被害届を出した。 中浜小は海から約400メートルにあり、約10メートルの津波が襲った。児童や教職員ら90人は全員避難し、無事だった。2020年9月、震災遺構として一般公開が始まった。