【10人で磐田に勝利した名古屋。36歳GK武田洋平の、ただの代役ではない存在感(2)】「年齢は関係ない」――武田の向上心を刺激した対戦相手・川島永嗣の存在
グローブの汚れていないキーパーという言葉がある。この日、武田洋平が直接シュートを処理したのは2本だったが、10人になってから5-3-1で守る味方を後ろから鼓舞して、センターバックの3人ともゴールマウスを堅く守り続けたことが、そうした状況を生んだと言える。 ■【動画】名古屋が誇る期待のルーキーの、ジュビロ磐田戦でのプロ初得点!■ 「みんな結構、自信持ってやれてる感じがしたので。慌てる選手もいなかったし、しっかり声掛けできてたし、その点は良かったと思います。やることみんなで共通理解してやったので。すごい一体感が出たと思います」 10人というイレギュラーな状況になっても、その場でそれぞれがやるべきことを理解して、チームで共有するというのは決して簡単なことではない。特に明確な5バックになった状況で、中央の3人がゴールマウス枠ぐらいに密接することで、中央だけは絶対に割らせないという守備は背後から支えるGKの安定感なしにはなし得ない。 ビルドアップに関しては今シーズン初出場だった前節の福岡戦ではやや不安があり、磐田戦では「前回に比べたら良かったとは思います」と語るが、控えのGKがいざ出た時に、安定したパフォーマンスを見せるのは決して簡単なことではないだろう。そこに関しても武田は「自分自身としてはいつきてもいいように、しっかり準備して、戦術理解もそうですし。あとはみんな自分自身、誰が出てもという意識で準備していく。あとは勝っていくだけです」と語る。 「一人しか出られないので。出れてない選手の方が多いわけですから。1チームとして。いろんな思いはもちろん選手にはありますけど、みんな学ぶ姿勢というのはあるから。今、名古屋のキーパー陣はいいと思いますね」
■「年齢は関係ない」
GK陣の一人として名古屋を支える意識はもちろん、個人としても向上していく姿勢は失われていない。そして磐田戦で、武田は新たな刺激を対面する相手のGKから受け取った。41歳の川島永嗣だ。13年間に渡り欧州で挑戦し、4度のW杯を経験した川島は名古屋のレジェンドでもあり、武田にとっても尊敬の対象だが、同じピッチで対戦して伝わるものがある。 「世界でやってこられているので。やっぱり冷静でもあるし、存在感はすごいなと思います。年齢は関係ないというか。キーパーとしての良さというのは増してるんじゃないかなと。ああいうのを見せてもらうことによって、まだまだやらなあかんというのはあるし、できる、やれると思いました」 長谷川監督も信頼を置くベテランとしての経験値はありつつ、一人のGKとして年齢関係なく向上心を持っていく。開幕3連敗から5試合で4勝1分。J1の8位に浮上してきた名古屋にはもちろんJリーグ屈指の守護神ランゲラクがいるが、武田洋平という”ただの代役”ではない、頼もしいGKが支えている。 (取材・文/河治良幸)
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