マカオ、路線バス車内で女子大生の腕に下半身を押し当てる痴漢行為…別の大学に通う留学生の男逮捕
マカオ治安警察局は10月21日、同月16日に路線バスの車内で乗り合わせていた大学生の女性(20代)へ痴漢行為をしたとして被害者とは別の大学に通う中国本土からの留学生の男を逮捕したと発表。 同局によれば、16日午後6時頃、被害者女性が横琴イミグレーション前から路線バスに乗車し、着席していた際、腕に硬いものが当たるような感覚が10分ほど続き、近くに立っていた男が着衣越しに下半身を押し当てていたことに気づいたため、大きな声で離れるよう叱責したところ、男は車内の後方に移動したとのこと。その後、被害者は自宅に戻り、家族との相談を経て警察へ通報する決断をしたという。 通報を受けた同局が公共エリアの監視システム、バス車内の監視カメラ映像、被害者から提供を受けた資料をもとに被疑者の男の身元を特定。男は中国本土へ出境していたが、18日にマカオへ再入境したタイミングで逮捕に成功。同局の調べに対し、男はバスが混雑し、揺れていたため、誤って被害者に接触してしまっただけと痴漢行為を否認したが、同局では捜査で得られた情報を総合判断した結果、男をセクシャルハラスメント罪で検察院送致するとした。 このところマカオの路線バス車内では、しばしば痴漢行為の発生が報告されている。