【有馬記念・生情報】ローシャムパークは追い切り並みの時計を計時 田中博康調教師が明かした調整の意図
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] ローシャムパーク(牡5・田中博)は決戦前日の21日、午前7時に美浦トレセンの南馬場に登場。障害コースの内にあるダート部分を、僚馬7頭縦列の最後尾につけてゆったりとダクで2周した。その後、坂路コースへと移動。馬場の真ん中をパワフルなフットワークで駆け上がり、4ハロン59・8ー43・1ー13・6秒と軽い追い切り並みの時計をマークした。 「気持ちが入って活気がある中で、この馬としては折り合いがついていましたね。気持ち良く走れていたと思います。このくらいの時計が過負荷になる馬ではないですし、今の気持ちの入りと心身の状態で自然に出たもの。今回は秋3戦目と割とタイトなスケジュールできていますし、馬をつくるというより、有馬記念の舞台を上手に走れるように調整してきましたが、順調にこれたと思います」と田中博調教師は最終調整までの流れを理路整然と説明した。 ドウデュースの回避によって広がったGⅠ初制覇の可能性に関しては「今回のメンバーと比較しても、GⅠを勝てるだけの能力は持っています。当日の気配が重要になるタイプですが、鞍上は世界的にもトップジョッキーと呼べるだけの実績を持っていますから。当日の雰囲気が大事になってくる馬ですが、ゲートを出てからの最善プランを考えて乗ってもらえれば」と鞍上・マーカンドの経験値にも期待を寄せていた。
東スポ競馬編集部