「結婚願望めちゃめちゃあるけど…」プロレス引退した赤井沙希(37)仕事が充実した中で揺れる本音も「本当に自信が持てないんです」
赤井さん:それはあるかもしれませんね。結婚と出産・妊娠は、ひとりでできるものじゃないじゃないですか。他人にも自分にも責任をすっごい感じるタイプなので、相手にプレッシャーをかけることになるのもつらいし、自分も強く感じてしまうだろうし。それに基本的にしっかり用意をしたいタイプ。結婚や妊娠に向けて準備をすれば気持ちも追いつくんでしょうけど、仕事が忙しいのもあって、なかなかそれができない状況です。 ── 仕事が充実していると、切り替えがなかなかうまくいかないですよね。
赤井さん:ふとしたときに不安になりますけど、妊娠・出産に対してそこまでシビアに思い詰めてはいないですね。それはいいとこでもあり、悪いとこでもあると思うんですけど。プロレスラーになる選択をしてよかったって100%思っていますから、そこに後悔はいっさいないですし、自分の経験や出会ってきた人には自信がありますし。ただ、仕事は自負できることがあっても、結婚や妊娠・出産は、どうがんばっても自信は持てませんよね。
■人それぞれ人生の物差しは違うし ── 今はそういう時期がくるのを待っているということですね。 赤井さん:自分がそろそろかなって思ったときが必ずくるだろうし、今じゃないと思ったとしても流れに身を任せて。結果、それでよかったって思ったことが何回もあったので。それでできなかったらできなかったで、しかたがないかな。今したいことをしていますし、人それぞれ人生の物差しは違うし。 これだと、結婚はまだ遠いかも。だったら、もともと猫を飼っていたので、また飼おうかな。でも、その猫ちゃんを幸せにしてあげられるのかなとか、満足してさせてあげられるかなとか、また考えてしまって。仕事に関係ない部分では本当に自信が持てないんです。
PROFILE 赤井沙希さん あかい・さき。1987年生まれ。京都府出身。スカウトされ、高校時代にモデルデビューを果たす。芸能活動を続けながら、2013年にDDTプロレス両国国技館でプロレスデビュー。2023年11月にプロレスラーを引退し、現在は芸能活動、DDTの裏方、エステサロン経営と忙しい日々を送っている。 取材・文/津島千佳 写真提供/赤井沙希
津島千佳