1日1杯でやせ体質に変わる!? この夏から飲みたい「魔法のドリンク」
早く満腹になる秘密のジュース! 特製「レモン水」を夕食前にゴクリ
「満腹」と「満腹感」は微妙に違う。満腹とは胃の中に食べものがいっぱい入った状態。これに対して、満腹感とは食事をとって血糖値が高まり、その作用によって満腹中枢が刺激されることをいう。ならば、必ずしも満腹ではなくても、満腹感を得るのは可能かもしれない。体のメカニズムを利用して、満腹感が早く湧くようにうまく操作すれば、食欲を抑えられそうだ。 早めに満腹感を得るために試したいのが、コップ1杯の水か炭酸水に大さじ1程度のレモン果汁を加えたレモン水だ。この爽やかなジュースを食事20分前に飲むと、レモンの香りや酸味が交感神経を刺激。食欲を増進するグレリンの分泌を抑える一方、食欲にブレーキをかけるレプチンの分泌を促して、早く満腹感がやってくる。この秘密のジュースを夕食前に飲んで、ダイエットを成功させた人は少なくない。
甘いジュースを飲んでも太らない人の血糖値上昇を防ぐ秘密の飲み方
頻繁に飲むと肥満につながるとはわかっていても、甘いジュースなどのドリンク類が好きな人は少なくない。やせたいのなら控えるのがいちばんだが、禁止したことがストレスになり、甘いおやつなどに手が出て一層太ってしまう人もいる。 そこで、甘いドリンク類が好きにもかかわらず、なぜだか太らない人が実践しているアイデアを紹介しよう。方法は簡単で、水と交互に飲むのだ。こうすれば、血糖値の急上昇を抑え、糖類によるダメージを小さくすることができる。ウイスキーやスピリッツ類を飲むとき、その合間にチェイサーを口に含むような意味合いだ。水と交互に飲むと、胃の中では甘味が随分薄まる。この状態に慣れていくと、甘さに対する依存度が低くなる効果も期待できそうだ。 本文は『「やせてる人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)より一部抜粋・編集しています。 メイン画像提供:Adobe Stock
書籍紹介
『「やせてる人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)
ダイエットしているのになかなかやせない人、食べたいものを食べているのに太らない人がいる。その違いは、一体?! そう、日頃の習慣にあるのです。 本書は、「やせてる人」の習慣を、食べ方、メンタル、睡眠、ケア、運動、考え方、動作など、さまざまな側面から紹介します。
監修者紹介
■工藤 孝文(くどう たかふみ) 1983年福岡県生まれ。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。専門は、糖尿病・ダイエット治療・漢方治療。「ガッテン!」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)など、テレビ番組への出演・医療監修のほか、ダイエット関連の著作も多い。日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本東洋医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会・小児慢性疾病指定医。