飲酒運転根絶へ取り締まり強化 熊本市の死亡事故受けて
熊本市で起きた飲酒死亡事故から、1週間となりました。熊本県警は、取り締まりを強化しています。 15日、熊本市中央区細工町で県道沿いの歩道を歩いていた熊本市の児童相談所職員の横田千尋さん(27)が軽乗用車にはねられ、亡くなりました。 県警は、運転していた中央区島崎に住む松本岳容疑者(23)を酒気帯び運転と過失運転致死の疑いで現行犯逮捕。捜査関係者によると、松本容疑者は事故の直前、300メートルから400メートル離れた路上で、トラックに追突する別の事故を起こしていて、現場から逃走しようとして死亡事故を起こしたと見られています。 県警は、この事故を受け、県内全23署に取り締まりを強化するよう指示しました。 中央署は、24日午前6時前、熊本市中央区中央街の国道で、酒を飲んだ状態で乗用車を運転した疑いで、東区尾ノ上の自称会社員の男(30)を現行犯逮捕しました。 呼気からは、基準値の約2倍のアルコールが検出されましたが、「酒は飲んでいない」と容疑を否認しているということです。 また、あさぎり町では21日夜、交通量の多い国道で取り締まりがありました。この日検挙された人はいませんでしたが、警察は今後も、取り締まりの強化を続けるということです。