【動画解説】さくらの開花 近年にしては遅めか 来週は西・東日本で開花ラッシュの予想
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最新の開花予想によると、東京のさくらの開花は25日(月)となっています。昨年より11日遅く、最近10年間の中では2014年と並んで最も遅くなるでしょう。近年としては遅い開花となっている理由を解説します。
21日(木)に発表されたさくらの開花予想によると、名古屋や福岡は23日(土)、東京や大阪は25日(月)となっています。記録的に早かった昨年に比べると、全国的に遅くなるでしょう。また、東京では、最近10年間の中では2014年と並んで最も遅くなりそうです。
さくらの開花に必要なのは「冬の寒さ」と「春先の暖かさ」です。しかし、今年は冬の気温が高く、休眠打破は十分でなかったと考えられます。花の芽が眠りから覚めず、うまく成長しなかった可能性があるのです。逆に、3月に入ってからは気温があまり上がりませんでした。
今週に入ってからも、東京都心では平年並みか平年を下回る日が続き、気温があまり上がっていません。このため、さくらの開花は足踏み状態となっていました。
ただ、来週には気温が上がって、25日(月)には19℃まで上がる予想です。このタイミングで、東京で開花の発表があるかもしれません。
そのほかの地域も、西・東日本では、来週は最高気温が20℃近くの所が増えてくるでしょう。いよいよ来週には桜の開花ラッシュとなりそうです。(気象予報士・石上沙織)