【F1】角田裕毅は「永遠のベンチマーク」から脱却できるか、ローソンとの争いの結果次第で「昇格は完全にゲームオーバー」の可能性と海外メディア
F1アメリカGPを前に現地10月17日、専門メディア『The Race』がRBの角田裕毅を特集。今回のグランプリから新たにチームメイトとなったリアム・ローソンとのレッドブル昇格をかけた今季残り6レースについて紹介された。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集! 同メディアによれば、角田はレッドブル昇格の噂について「(常に)つきまとうもので慣れてしまった。それについて話す意味はない」とし、実際に話し合われているものではないことを強調。「僕にとっては、(今季の)最初のレースからすでにダニエルとの一騎打ちのようなものなんだ。どっちがずっと前にいるかは、来年の契約に影響する。僕にとって(ローソンとの競争は)シーズン全体の一部なんだ」と語った。 また、角田は今回の交代でチームメイトとの争いが激化すると認めつつも「僕はただ、結果とレースウィークエンドを通して自分自身を証明し続けなければならない。自分のやるべきことに集中し続けることで、チャンスは巡ってくる。リアムも良い仕事をするだろうし、僕は彼の前に立つようにする。そして、チャンピオンシップで6位を獲得できるといいね」とあくまでも自身の仕事を全うすることが最終的な評価につながるとした。 同メディアは「もちろん、ローソンが勝てば、角田のレッドブル昇格の可能性は完全にゲームオーバーとなる」と説明しつつ、「ローソンを上回るパフォーマンスを発揮すれば、彼はレッドブルの永遠のベンチマークとなるよりも、はるかに良い選手人生を送るに値する」と今後のF1キャリアにとっても大事な時期になると伝えた。 構成●THE DIGEST編集部
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