ロレックスの偽物売却グループ、16歳が指示役か…実行役ら15人とは面識なし
高級腕時計「ロレックス」の偽物を買い取り店に売って現金をだまし取ったとして男15人が逮捕された事件で、高知県警は15日、横浜市都筑区、大学生の男(27)と住所不詳、無職少年(16)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。県警は、男らはSNSなどでメンバーを集めて事件を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」で、2人は主犯の可能性があるとみている。
発表では、2人は実行役の男らと共謀し、7月9日と8月24日に高知市と広島市の買い取り店でロレックスの偽物を本物と偽って売却し、計680万円を詐取した疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。
県警によると、15人は10人と5人の2グループに分かれ、それぞれ指示役や実行役など役割を分担。大学生の男は5人組グループのメンバーにロレックスの偽物を送り、少年が指示役らに匿名性の高い通信アプリで指示していた。2人は15人と面識がないという。