引き込み線を一部空中に残す方式で工期を3割程度短縮 無電柱化「FUKUOKAモデル」成果報告会
RKB毎日放送
電線の「無電柱化」にかかる工期短縮などを目指して実証実験を進めてきたプロジェクトチームが、10日、高島市長に成果を報告しました。 【写真で見る】無電柱化「FUKUOKAモデル」成果報告会 10日午後、福岡市役所では、市の職員と九州電力送配電の職員らで作るプロジェクトチームが高島市長と面会し、実証実験の結果を報告しました。 台風などの災害に強く、景観を損なわないことから、市は西区の観光スポットなどで電柱を撤去して電線を地中に埋める「無電柱化」を推進してきました。 しかし、コストの高さや工期の長さなどから思うように進まなかったため、市は4年前に企業と共同でプロジェクトチームを発足。 実証実験を行う中で、すべて埋設していた住宅などへの引き込み線を一部空中に残す方式を採用することで、工期を3割程度短縮できたということです。 福岡市・高島宗一郎 市長 「特に無電柱化については災害という観点からも新しいやり方を常に考えていきながら、どんどん進めていくことが大事になっていくと思います」 今回の実証実験の結果は、市内各地で進められている無電柱化の工事現場で活用する方針です。
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