東京都内の梅毒感染者数、過去最多の去年に迫る 医師会“恥ずかしがらず受診を”
東京都内の梅毒の感染者数が今年1月からの累計で2400人を超え、過去最多だった去年の感染者数に迫っている状況です。東京都医師会は、恥ずかしがらずに病院を受診してほしいと呼びかけています。 東京都感染症情報センターによりますと、梅毒の感染者数は今年1月から今月1日までの累計で2460人だったということです。 これは過去最多だった去年の3701人に迫っている状況です。 年代別でみると、男性は30代、女性では20代が最も多く、特に、男性は20代から50代までと幅広い年代での感染が目立っています。 東京都医師会は10日、定例の会見で、梅毒の感染状況について「無料検査を実施するなど東京都とともに意見を出し合い色々と手は打っているものの(感染拡大の)おさえがきかない」と述べました。 東京都医師会の川上一恵理事は梅毒の感染初期は陰部に症状が出ることから、恥ずかしがらずに病院を受診してほしいと話し、医師の指示通りに薬を使えば治すことができる感染症だとして症状が消えた場合でも病院を受診してほしいと強く呼びかけています。