金融機関職員装い200万円詐取 受け子の21歳男再逮捕
金融機関の職員になりすまして90代男性から現金をだまし取ったとして、警視庁渋谷署は詐欺の疑いで、住所不定、無職、深田壮汰被告(21)=窃盗未遂罪で起訴=を再逮捕した。詐欺グループの受け子とみられる。署は認否を明らかにしていない。 再逮捕容疑は共謀して5月2日昼ごろ、東京都品川区の90代男性宅に「保険金の手続きでお金が振り込まれる。キャッシュカードを用意してほしい」などと電話。男性からカード3枚を受け取り、複数回にわたり現金約200万円をだまし取ったなどとしている。 渋谷署によると、深田容疑者は同署員を装い渋谷区に住む80代男性からキャッシュカードを盗もうとしたとして、窃盗未遂容疑で逮捕されていた。その際の防犯カメラ捜査などから、今回の事件に関与している疑いが強まったという。 署は深田容疑者がほかの特殊詐欺事件にも関与しているとみて調べている。