Rマドリード・アンチェロッティ監督、ビルバオ戦敗北に不満「やったことを考え引き分けが妥当」
レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がビルバオ戦後、「2チームがやったことを考えると引き分けが妥当だった」と結果に不満を示した。 Rマドリードは4日、スペインリーグ第19節で4位と勢いに乗るビルバオとアウェーで対戦した。後半に入りベレンゲルに先制点を許した後、エムバペにPKで同点にするチャンスが訪れるも失敗。その後、ベリンガムが同点にしたが、終盤グルセタに決勝点を奪われて1-2で敗れ、リーグ戦の連勝が3でストップした。試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えている。 アンチェロッティ監督はまず、欧州チャンピオンズリーグのリバプール戦に続いてPKを失敗したエムバペについて、「彼とは話していない。今日は難しく互角で、激しく争われた試合だった。同点に追いついた時、我々が主導権を握っていると思われたかもしれないが、今夜は些細な点で罰を受けることになった。決めることも外すこともあるPKで選手のパフォーマンスを評価してはダメだ。もちろん彼は悲しんでいるし失望しているが、今後も取り組み続けなければいけない」と言及した。 続いてエムバペがパリサンジェルマン時代の面影がないとの指摘を受けると、「彼はおそらくベストの状態ではないが、適応するための時間を与える必要がある。彼は10ゴールを決めているし、より良くなるために努力している」と擁護した。 また、アンチェロッティ監督は敗戦が妥当だったかという質問を受け、「試合は引き分けが妥当だったと思う。ビルバオは非常に危険なチームだったが、我々は競り合い、戦った。2チームがやったことを考えると引き分けが妥当だったが、ビルバオが勝ったことについては何も言うつもりはない。前半は守備が良かったと思うが、ボールを保持した時にもっといいプレーができたはずだ。後半は攻撃面で良かったし、チャンスもあった。戦いは続いているし、より良い結果を得られたかもしれないが、もう土曜日のジローナ戦のことを考える必要がある」と見解を述べた。(高橋智行通信員)