「ざまあみろ!」宇垣美里が“わきまえない”新プリンセスを生んだアカデミー賞受賞作に大拍手する理由
さあ、新たなプリンセスの登場に大きな拍手を
「世界を知り、改善する。」ベラが宣言したように、哀れで愚かで間違いだらけの私たちにだってきっと、それができるはずなのだ。 さあ、新たなプリンセスの登場に大きな拍手を。神なる父が、魅力的な王子様が止めたとしても、彼女は己の信じるままに狭い箱庭を飛び出し、アイデンティティと本を携え革命の道を突き進む。弁(わきま)えてなんかやらない。ざまあみろ! 『哀れなるものたち』上映中 監督:ヨルゴス・ランティモス 原作:アラスター・グレイ 脚本:トニー・マクナマラ 出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー 製作:2023年/イギリス/142分/R18+ 字幕翻訳:松浦美奈 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. <文/宇垣美里> 【宇垣美里】 ’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。
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