インターハイ競泳で不正 新潟、県立高教諭を減給
新潟県教育委員会は26日、県立高校の40代男性教諭が今年8月の全国高校総合体育大会(インターハイ)の競泳に選手登録されていない生徒を出場させて失格させたとして、減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にした。大会本部に外部から指摘があり発覚した。管理職に報告もしなかった。 県教委関係者によると、教諭は大会に出場する生徒の登録は入れ替えられると誤解し、登録していない生徒に出場の準備をさせた。大会前日には誤りに気付いたが「自分のミスで準備させた生徒に出場できなくなると伝えられなかった」とし、そのまま泳がせたという。 会場にいた県関係者から大会本部に指摘があり、その場で不正が発覚したが「他から報告が入っていると思った」として、管理職に伝えなかった。教諭はすでに部活動の顧問から外れており「自分の行った不正行為の重大性、悪質性を理解して反省している」と話しているという。