ブルーノート85周年を記念して結成されたクインテットがアルバム『モーション I』を発表
1939年に設立された名門レーベル「ブルーノート」の85周年を記念して、2024年はじめにイマニュエル・ウィルキンス(as)、ジョエル・ロス(vib)、ジェラルド・クレイトン(p)、マット・ブリューワー(b)、ケンドリック・スコット(ds)がクインテットを結成。“ザ・ブルーノート・クインテット”と名乗り、約40公演の全米ツアーを行なった彼らが、グループ名を“アウト・オブ/イントゥ”にあらため、アルバム『モーション I』を12月6日(金)に発表します。日本盤CDにはボーナス・トラックとしてウェイン・ショーターの名曲「インファント・アイズ」のカヴァーを収録。アルバムからの先行シングル「オファフリー」が公開されています。 ツアー中に米カリフォルニア州ハリウッドのイーストウエスト・スタジオでレコーディングしたもので、収録曲はすべてこのアルバムのためにメンバーが書き下ろした新曲。このプロジェクトについて、ジョエル・ロスは「このバンドがブルーノートの遺産を受け継いでいくには、自分たちに正直であることを躊躇しないことが大切だと思う」と語っています。 つねに前進するというそのコンセプトは、バンド名にも表れており、ケンドリック・スコットは「“アウト・オブ/イントゥ”というバンド名は、ブルーノートの歴史と僕たちのサウンドの進化を反映した名前なんだ」とコメント。イマニュエル・ウィルキンスは「長い間一緒にツアーをしてきたので、その成果をこうやって残せるのは嬉しいよ。ジョエルとは9年間一緒にプレイしてきた絆があるし、2人ともジェラルド、マット、ケンドリックの演奏を聴いて育ったんだ」と語り、ジェラルド・クレイトンも「僕たちは毎晩のギグでお互いを刺激し合い、サウンドをさらに深く掘り下げていったんだ。2ヵ月の間に音楽はあらゆる方向に拡張されていった。バンドも才能とクリエイティヴィティにあふれたメンバーばかりだよ」とコメントしています。 Photo by Ryan McNurney