中学生のとき「おっぱいデカいよな」と言われたバービーが妊娠した身体の激変に思うこと
妊娠したら黒くなるよと聞いてはいたが
妊娠したら、乳輪が黒くなるよとは聞いていた。だから妊活中は、あれ? ちょっと黒くないか? と思うと、妊娠したかも! とそわそわしたことが何度もある。 ちなみに、何度かある、ということはそわそわだけで終わったということもあるということで、今回は書かないが妊活の現実や妊娠するという奇跡を思い知らされもした。 だが、『黒くなる』の定義がぶっ壊れるほど、実際に黒くなった。調べてみると、エストロゲンというホルモンが分泌されることで、メラトニンという色素が濃くなるのだという。もちろん人によってその黒くなり方は違うのだろうけど、私の場合はすごかった。 裏側から摘まれるような痛みとともに、どんどん乳房は大きくなり、乳輪は、皇室献上の極上海苔のように漆黒ならまだしも、実際は隙間がたっぷりある韓国海苔のように、まだらでデカい。 おっぱいクリームで、美白に励んだ独身時代の自分が見たら、なんとみすぼらしい乳首! と思うだろう。でも今は、赤ちゃんが見つけやすいように、どんどん黒くデカくなれ! と思う。
変化はおっぱいだけじゃない
変化はおっぱいだけじゃない。ブラックホールかと思うような脇の黒ずみ。 自慢じゃないが、『毎日の努力より一発の科学技術』を銘に、美容クリニックに多額の課金をし、特に脇にはお金をかけてきた。脇脱毛、脇ボトックス、ミラドライ(汗腺を焼くレーザー)、黒ずみ除去レーザーなどなど。 高級ブランドバックには興味が薄いほうだが、美容クリニックには総額でバーキンくらいはかかっていると思う。田舎なら古民家を買える金額だ。 両脇にバーキンもしくは古民家をぶら下げて歩いていたようなもの。それほど価値のある脇ではなかったが、積み上げてきた脇課金が無意味だったと認めざるをえないほどに、妊娠中のたった数ヵ月で見る影もなく、黒い。 黒いだけじゃない。脇やお股、顔や首、至る所にいぼができた。いぼ痔もできた(こればかりは、VIO脱毛をしていてよかったなと思う)。 いぼ痔に「なんで出てきちゃうかな!」と心底腹が立つし、節々は痛いし、毛は生えるし、体重増加で自分のイビキがうるさくて寝られないし……。 全身全霊で、ひとりの命を育んでいるということなんだなぁと、ひしひしと思う。