トヨタ・ルーミー、生産回復で3位に 10月の登録車・新車販売ランキング
1位はヤリス・シリーズ 7位までトヨタ勢
日本自動車販売協会連合会が、2023年10月の登録車の新車販売・車名別ランキングを発表した。 【写真】軽と登録車を合わせると、やっぱり1位はNボックス!【新型を細部までチェック】 (27枚) 1位は、前年同月比12.6%増の1万5917台を販売したトヨタ・ヤリス。10か月連続での首位につく。 続く第2位には、同21.2%増(1万1817台)を達成したトヨタ・カローラが前月と同位で位置。 また、第3位にはダイハツの生産ラインの回復に伴って同35.3%増の1万1022台を売り上げたOEM供給車のトヨタ・ルーミーが前月から1ランクアップ。 第4位には同0.7%減の1万668台を登録したトヨタ・シエンタが前月から1ランクダウンで、第5位には同238.1%増(8767台)を成し遂げたトヨタ・プリウスが前月から1ランクアップで入った。 以降はトヨタ・ノア、トヨタ・ヴォクシー、ホンダ・ヴェゼル、日産ノート、日産セレナの順で続き、トップ10のうちの7台がトヨタ車で、日産車が2台、ホンダ車が1台という結果となった。 ■2023年10月 乗用車ブランド通称名別順位 1位 トヨタ・ヤリス:1万5917台 2位 トヨタ・カローラ:1万1817台 3位 トヨタ・ルーミー:1万1022台 4位 トヨタ・シエンタ:1万668台 5位 トヨタ・プリウス:8767台 6位 トヨタ・ノア:8020台 7位 トヨタ・ヴォクシー:7307台 8位 ホンダ・ヴェゼル:7085台 9位 日産ノート:6192台 10位 日産セレナ:5790台
ハリアーの登録 前年10月の515%プラスに
トップ10以降では、引き続きSUVおよびクロスオーバーモデルの好調ぶりが目立った。 “受注残の解消”を精力的に進めるトヨタ・ハリアーは、前年同月比515.3%増の5390台を販売して第13位に。 本年4月より販売を開始したホンダの新型SUVのZR-Vは、3652台を登録して第19位に。300系の受注は停止しているもののプラドの販売が堅調なランドクルーザー・ワゴンは、同55.0%増(3556台)を記録して第20位にランクイン。 また、クロスオーバーを設定するトヨタ・クラウンは、同22.5%増の3132台を売り上げて第22位に。10月に一部改良モデルの販売を開始したマツダCX-30は、同106.9%増(2328台)を達成して第25位に。 生産の強化を図ったスズキ・ジムニー・シエラは、同47.2%増(2320台)を記録して第26位に。3月に一部改良を実施したレクサスNX350hは、同268.6%増の2112台を販売して第28位に。 8月にマイナーチェンジしたスバル・フォレスターは、同18.3%増(2065台)を成し遂げて第29位にランクインする。 さらに、4月に商品改良を図ったスバル・インプレッサは、SUVモデルのクロストレックと合わせて同87.2%増の4553台を販売して第18位に。6月に全面改良した高級ミニバンのトヨタ・ヴェルファイアは同1866.7%増の2360台を登録して第24位に入った。 なお、登録車と軽自動車を合わせた10月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが3か月連続での首位に就き、以降はトヨタ・ヤリス、ダイハツ・タント、トヨタ・カローラ、トヨタ・ルーミーの順で続く。
大貫直次郎(執筆)