「悲しみが声色に出ないように…」ラジオNIKKEI藤原アナ紙面予想不的中も空元気で乗り切る
心は痛めても、声は気丈だった。30日付の日刊スポーツの即売1面(宅配裏面、西日本版は競馬面に掲載)にはラジオNIKKEI賞の予想した同局の小塚歩アナウンサー(44)、藤原菜々花アナウンサー(26)が考え抜いた印が並んだ。 結果は小塚アナが推奨した5番人気ヤマニンアドホックが3着に入り、藤原アナが推した8番人気セットアップは海外遠征帰りも影響してか最下位12着に敗退…。惜しくも、的中競演とはならなかった。ともに6番人気の伏兵オフトレイルは無印ではあったが、この日も張りのある声での実況、番組進行で競馬場内外を盛り上げた。 6年連続で社杯実況の大役を務めた小塚アナは「本命馬が3着で、対抗が2着(シリウスコルト)。無印の馬に勝たれては仕方ないですね。いやー、悔しいー。ヤマニンアドホックは頑張ってくれましたが、馬場先出しでもありました。少し気持ちが高ぶっていたのかな。でも、いい競馬をしてくれました」と話した。 今年3月に同局初の女性実況アナウンサーとなった藤原アナは「前に行けたときに、いいポジションを取れたと思ったんですけど…。馬群にのみ込まれていく姿を切ない気持ちで見ていました。レース後の放送では悲しみが声色に出ないように、空元気で務めました。今回は負けはしてしまいましたが、これからもセットアップを追いかけ続けます!」と笑顔を振りまいた。