Swatch（スウォッチ）は、“BREAK FREE コレクション”の新作を4モデル発表。スウォッチの定番モデルをベースに、新世代を代表するアーティスト4人がデザインを手掛けた。世界中のスウォッチストアおよびオンラインストアで取り扱っている。 【画像】カラフルな色使いがまさに“新世代”！　全4モデルのデザイン比較

“FREEZE TIME”

この秋には同コレクションでKeith Haring（キース・ヘリング）氏のアートを取り入れた4モデルを発売。今回はそれに続き、1984年にニューヨークで開催されたイベント“Swatch World Breakdance Championship”からインスピレーションを受けたデザインをアーティストがスウォッチの時計をキャンバスにして描いた。参加アーティストはGrotesk（本名：Kimou Meyer、キモウ・マイヤー）、Bao Ho（バオ・ホー）、Thandiwe Muriu（タンディウェ・ムリウ）、Hattie Stewart（ハティ・スチュワート）の4人。 スイス出身で現在アメリカを拠点に活動するKimou Meyer（キモウ・マイヤー）のデザインした“FREEZE TIME”（1万5950円）は、41mmの“NEW GENT BIOSOURCED”をベースに考案。大会に参加したブレイカーたちをイメージし、12の基本ムーヴを再現している。モデル名はブレーカーがムーヴを止めることに由来しており、文字盤にはブレーカーがフリーズした瞬間を描いている。また、ベルトにも他のムーブを再現する様子をデザイン。ブラックとホワイトの配色をベースに、カラフルな針をアクセントに配置した。

人体や動物、花、模様の図形をぎっしり描く独特のスタイルを持つBao Ho（バオ・ホー）は、“B-BOT”（1万4300円）をデザイン。34mmサイズの“GENT BIOSOURCED”モデルをベースにしており、ビートボックスと鳥たちが出会う瞬間をデザインに落とし込んだ。サウンドボックスやダンサー、鳥などをぎっしりと描くことでイベントのスポーツ、アート、音楽の融合を表現している。 またケニア出身で女性らしさやアイデンティティについての疑問を見る人に問いかける作風が特徴のThandiwe Muriu（タンディウェ・ムリウ）は、“UNITY ALWAYS”（1万5950円）をデザイン。41mmサイズの“NEW GENT BIOSOURCED”をベースにデザインされた本作は、“団結”にインスパイアを受けており、スポーツとアート、音楽の融合により人々を結びつける瞬間から“Where there is unity there is always victory（団結あるところに必ず勝利あり）”の格言を文字盤に記した。伝統的な織物に着想を得たプリントスタイルを全面にあしらい、手をつなぐ写真を配置。グリーン、イエロー、ブルーで統一し、針をピンクにした配色が目を引くデザインに仕上がっている。

さらに、“落書き好き”の異名を持ち、ハートを用いたデザインがトレードマークでもあるHattie Stewart（ハティ・スチュワート）のデザインした“HATTIE’S HEART”（2万900円）は、人々のブレイクダンス、アート、音楽への愛や、イベントをともに過ごした素晴らしいひと時にインスピレーションを受けた。47mmサイズの文字盤にはブラックとレッドを使った大きなハートをあしらっている。2本の針には“Love Endures（愛は永遠に）”の文字を刻み、このイベントから感じられるメッセージを表現した。 すべて3気圧防水、クォーツムーヴメントを備える。