大阪府咲洲庁舎のホテルの元経営者 差し押さえ逃れで資産隠した罪を認める
■大阪府に賃料払わぬまま営業続ける
資産を隠して強制執行を妨害した罪に問われている大阪府咲州庁舎で営業していたホテルの経営者らが、初公判で起訴内容を認めました。 さきしまコスモタワーホテルを経営していた誉田喜博被告(62)と小寺孝明被告(65)は去年、裁判所に資産が差し押さえられるのを免れるため、ホテルの資産およそ2600万円を隠した罪に問われています。 誉田容疑者らが経営していたホテルは、大阪府の咲州庁舎に2019年1月から入居するも賃料などを府に支払わないまま営業を続けていました。 府はホテル側を提訴し、ことし6月、およそ26億円の支払いなどを命じる大阪高裁の判決が確定していました。
■大阪府が差し押さえできたのは「わずかな額」
5日の初公判で、誉田被告らは「間違いありません」と起訴内容を認めました。 また検察側は冒頭陳述で「被告らが財産を隠匿していたので府はわずかな額しか差し押さえができていない」などと指摘しました。 ホテルは、先月末に咲州庁舎から退去しています。
関西テレビ